インプラント治療とは

インプラント治療という言葉を聞いたことはあってもどういう治療なのか分からない、具体的な治療内容やメリット・デメリットを知りたい、そんな方は多いと思います。ここではそんなよくあるご質問に関して詳しく説明していきます。

 

 

 歯科インプラント治療に関するよくあるご質問 

1.インプラントとは何でしょうか?

2.インプラント治療の歴史について教えてください。

3.インプラント治療とはどのような治療でしょうか?

4.インプラントの材料は何でしょうか?

5.インプラントの構造を教えてください。

6.インプラント治療以外の治療法についても、説明してください。

7.インプラント治療のメリットは何でしょうか?

8.インプラント治療のデメリットは何でしょうか?

9.インプラント治療には様々な方法があると聞いていますが、その方法の違いを教えてください。

10.インプラント治療は誰でも受けることができるのでしょうか?

11.現在歯周病に罹っていますが、インプラント治療を受けることができますか?

12.インプラント治療の費用について教えてください。

13.インプラント治療の治療期間について教えてください。

14.インプラント治療の手順について教えてください。

15.インプラント治療の前にCTを撮る必要があるのでしょうか?

16.インプラント治療は痛くないのでしょうか?

17.インプラント治療後、腫れはありますか?

18.インプラント治療後の注意を教えてください。

19.インプラント治療後に定期的に来院するよう指示されました。その理由について教えてください。

20.インプラント治療終了後に起きる可能性のある問題について教えてください。

21.インプラント治療を受けた場合、MRIやCTによる画像診断への影響はありますか?

 1.インプラントとは何でしょうか? 

インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。心臓のペースメーカー、人工関節、美容整形の目的で体内に埋め込むシリコン材料等はいずれもインプラントになります。歯が無くなった場合に、顎骨に埋め込む人工歯根もインプラントの一つであり、正確には”歯科インプラント(デンタルインプラント)”と呼称されます。しかし、一般的には歯科インプラントの意味で「インプラント」という言葉が用いられることが多いため、以下インプラントという言葉を使用していきます。

 2.インプラント治療の歴史について教えてください。 

インプラントの歴史はとても古く、ヨーロッパでは上顎に鉄製のインプラントが埋まっている紀元3世紀頃のローマ時代の人骨が発見されています。また、中南米では下顎に貝で作られたインプラントが埋まっている紀元7世紀頃の人骨が発見されています。このように歴史が古いインプラントですが、確実な治療法となったのは比較的最近のことです。

1952年に金属のチタンを骨の中に埋めると骨と結合する現象が発見され、1965年にスクリュー形状(ネジのような形状)のチタン製のインプラントの臨床応用が開始されました。骨と結合するインプラントの登場によって、インプラントの臨床成績は著しく向上しました。骨と結合するインプラントの臨床結果が優れていることが世界的に知られるようになったのは1980年代になってからです。その後、インプラントには様々な改良が加えられ、臨床成績はさらに向上しています。

 3.インプラント治療とはどのような治療でしょうか? 

う蝕(むし歯)や歯周病(歯槽膿漏)または外傷によって歯を失った場合、あるいは先天的に歯がない場合に、歯がない部位の顎の骨にインプラントを埋め、そのインプラントに義歯をつける治療方法がインプラント治療です。インプラント治療は、1本の歯がなくなった場合から全部の歯が無くなった場合まで適用できる治療方法です。

インプラント治療方法

 4.インプラントの材料は何でしょうか? 

咬合力に耐えられる強度があり、生体親和性が高く、骨と結合することから、現在インプラントの材料としては主にチタン合金が使用されています。インプラントと骨との結合を促進する目的で、インプラント表面を様々に改変したインプラントが多く用いられています。

 5.インプラントの構造を教えてください。 

骨の中に埋める部分をインプラント体、インプラント体と義歯の間の部品をアバットメントと呼びます。一般的にアバットメントはスクリューでインプラント体に固定されています。(インプラント体にアバットメントを接続するインプラントはツーピースインプラント、インプラント体とアバットメント部分が一体となっているインプラントはワンピースインプラントと呼ばれます。)

アバットメントの上に義歯が付きますが、義歯がインプラント体に直接付く場合もあります。義歯が外れないように、セメントを用いて義歯を付ける場合とスクリューで義歯をアバットメントあるいはインプラント体に付ける場合がありますが、これらの場合では患者様自身で義歯を外すことは不可能になります。

インプラントの構造説明

一方、インプラント体の上に特殊な装置(アタッチメント)を付け、義歯の内面にもそれと接続可能な装置を付けることで義歯(入れ歯)を安定させると同時に、患者様自身が義歯を取り外すことが可能な治療法があります。このようなインプラントを用いて義歯を安定させ尚且つ義歯が取り外し可能な治療法を”インプラントオーバーデンチャー”による治療法と呼びます。

インプラントオーバーデンチャーの図

 6.インプラント治療以外の治療法についても、説明してください。 

歯が無くなった場合、歯を無くした部位にもよりますが、噛めない・喋りにくい・見た目がみっともない等といった不具合が起きます。その不具合の解決法として、取り外し可能な義歯による治療ブリッジによる治療インプラント治療が考えられます。

その他には、歯がない部位に口の中の他の歯を移植する歯の移植による治療も考えられます。それぞれの治療法にはメリットとデメリットがあります。どの治療法を選択するかは慎重に決める必要があります。歯科医師の説明をよく聞き、不明な点については遠慮されずに質問されることをお勧めします。

インプラント治療以外の治療法

 7.インプラント治療のメリットは何でしょうか? 

インプラント治療のメリットは、義歯をしっかりと固定できることです。また、インプラント治療においては、残っている歯を削ったり、残っている歯に義歯を安定させるための装置を付けたりすることはしません。そのため、残っている歯に負担をかけずに治療を行うことができます。これもインプラント治療のメリットの一つです。

 8.インプラント治療のデメリットは何でしょうか? 

インプラント治療のデメリットとして、インプラントを埋入するための手術を受ける必要があるため全身状態が良くない場合には適用が難しいこと、治療期間が長いこと、治療費が高額であることが挙げられます。現在のインプラントは骨に結合するのですが、粘膜との結合が強くないため、天然の歯に比べると感染に弱いこともデメリットです。さらに、インプラントを埋入予定の部位に骨が十分に存在しない場合は治療が困難であること、またインプラント治療において問題が起きた場合にはその問題の解決が難しいこともデメリットの一つです。

 9.インプラント治療法には様々な方法があると聞いていますが、その方法の違いを教えてください。 

インプラント治療には”1回法””2回法”2つの方法があります。1回法では、インプラントを顎の骨に埋めた直後に、インプラントの一部あるいはインプラントの上部に付けた部品が粘膜の上に露出します。一定期間(下の顎で2~3ヶ月程度、上の顎で4~6ヶ月程度)を経た後に、型をとって義歯の作製を行います。これに対して2回法では、インプラントを顎の骨に埋めた後に、その上を粘膜で完全に覆います。そして、一定期間(下の顎で2~3ヶ月程度、上の顎で4~6ヶ月程度)を経た後に、インプラント上部の粘膜を切開し(2回目の手術)、その上に部品を付け、1回法と同様に義歯の作製を行います。

インプラントを顎の骨に埋入した後に、インプラントが骨としっかり結合するためには一定の期間が必要です。インプラントを埋入してからインプラントが骨と結合するまでの期間は、インプラント埋入部の骨の状態や使用したインプラントによって異なります。したがって、インプラントを埋入してから義歯を付けるまでの期間は個々の症例おいて判断されています。

インプラントを埋入した直後に、インプラントに義歯(通常は仮の義歯)を付ける治療法を「即時荷重」と呼びます。一定期間を経て、最終的な義歯を作製し装着したら治療は終了となります。即時荷重を行っても、治療開始から終了までの期間はあまり変わりませんが、インプラント埋入手術直後に義歯を装着することで、術後の不便さを解消することができます。即時荷重にはすぐに歯が入るというメリットがありますが、症例の選択が難しく、また術者の経験と技術が必要な治療になります。もし担当医から即時荷重を提案された場合には、治療を受けた場合に起きるリスクについても十分に説明を受けてください。

1回法と2回法の違い

 10.インプラント治療は誰でも受けることができるのでしょうか? 

他の歯科治療と異なり、手術を伴う治療であると同時に治療終了後も十分なケアが必要です。高血圧症や心臓疾患等の循環器系疾患、喘息等の呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗鬆症等の疾患、腎臓や肝臓の機能障害がある場合には注意が必要です。また、現在服用されている薬によってはインプラント治療が適さないこともあります。インプラント治療を担当する歯科医師から、全身状態や服薬状態について聞かれた場合には正確に答えてください。

インプラント埋入予定部位に充分な骨が存在しない場合には、インプラント治療を行うことが困難になります。インプラント埋入手術の前、あるいは埋入手術と同時に骨をつくるための手術を行うことで、インプラント治療を行うことは可能ですが、患者様の負担が増加します。

さらに、歯周病に罹患している患者様や喫煙される患者様においては、治療後のインプラントの残存率(寿命)が低いことが知られています。歯周病に罹患している場合は歯周病の治療を優先して行い、喫煙されている場合は減煙あるいは禁煙してからインプラント治療を受けることをお勧めします。

 11.現在歯周病に罹っていますが、インプラント治療を受けることができますか? 

歯周病に罹患している患者様においては、治療後のインプラントの残存率(寿命)が低いことが報告されています。歯周病に罹患している場合は、歯周病の治療を行ってからインプラント治療を行うことをお勧めします。

 12.インプラント治療の費用について教えてください。 

通常のインプラント治療には健康保険が適用できませんので、全額患者様負担の自費診療となります。そのため、治療費は高額になります。しかし、最近外傷や腫瘍等の病気で顎骨を失った場合や、その部位に骨移植を行って再建した場合、先天的に歯や顎骨を欠損している場合に限って、インプラント治療に健康保険が適用されることになりました。治療前の検査、インプラントを埋め込む手術、義歯による治療を含めて、治療が全て終了するまでに必要な治療費を、しっかりと確認してから治療を受けるようにしてください。

 13.インプラント治療の治療期間について教えてください。 

インプラント治療においては、治療開始から終了までの期間は個々の症例によって異なります。顎の骨にインプラントを埋めてから、インプラントが骨に結合するためには一定の期間が必要であり、この期間はインプラントを埋めた部位の骨の状態に大きく影響されます。また、インプラント治療部位の骨の造成が必要な場合は、さらに治療期間が延びることになります。インプラント治療を受ける前には、治療期間についてもしっかりと確認してから治療を受けるようにしてください。

 14.インプラント治療の手順について教えてください。 

インプラントの治療は、順番に「インプラント埋入手術」「義歯の作製と装着」「メインテナンス」と続きます。インプラント治療においては、インプラントを顎の骨に埋入する手術(インプラント埋入手術)を受けなくてはなりません。インプラント治療の方法として2回法が選択された場合、インプラント埋入手術と、インプラントの上部の粘膜を切開する手術の2回の手術が必要です。骨の造成が必要な場合は、インプラント埋入手術の前に別個に行う方法と、インプラント埋入手術と同時に行う方法があります。

インプラントを埋入した後、一定期間を経て、型を採ってインプラントの上に付ける義歯の作製を行い、義歯を装着します。インプラント治療が終了した後、定期的に治療を受けた歯科医院に通院し、インプラント治療を受けた部位を含めて問題がないかを診てもらうことを「メインテナンス」と呼びます。治療を受けた部位に何も不具合がない場合も、定期的に通院して診てもらうことは、治療した状態を長期良好に維持するためにも大変重要です

 15.インプラント治療の前にCTを撮る必要があるのでしょうか? 

CTを撮影することで、上顎・下顎の骨の3次元的構造、骨の内部にある神経や血管の走行、さらにインプラント埋入予定部位の周囲の組織の状況が明らかになります。全ての症例にCT撮影が必須であるとは言えません。しかし、CTを撮影することで、顎の3次元的な解析が可能ですので、より安全で確実なインプラント治療に繋がることは確かです。

 16.インプラント治療は痛くないのでしょうか? 

インプラント埋入手術の際には、歯を抜いたり歯を削ったりする時に使用する局部麻酔を使用します。また手術時間が長い場合でも、麻酔医がいるところでは静脈内鎮静法を用いることで楽に手術を受けることができます。したがって、手術中に痛みを感じることはありません。しかし、麻酔効果は一定時間しか持続しませんので、手術後には鎮痛薬(痛み止め)を服用していただきます。術後の痛みは、症例により異なりますし、痛みの感じ方の個人差もありますが、通常の場合は鎮痛薬を数回服用する程度で痛みは次第に治まる筈です。術後に長期間痛みが継続する場合は、担当医に問い合わせてください。

 17.インプラント治療後の腫れはありますか? 

インプラント埋入手術後、インプラント部が腫れます。腫れる程度は手術の状況により異なりますが、次第に腫れは引きますので心配はいりません。また手術部位に関連して内出血が起きて顔の一部が紫色になることがあります。このようになった場合にも心配はいりませんが、治療を受けた先生にご相談ください。

 18.インプラント治療後の注意を教えてください。 

インプラントは骨としっかり結合しますが、天然歯と比較すると粘膜との結合が弱いため、感染しやすいというデメリットがあります。したがって、歯ブラシやその他を器具を用いた患者様自身による毎日の口腔清掃が極めて重要です。さらに、治療後の良好な状態を長期維持するためには、定期的な経過観察(メインテナンス)が欠かせません。患者様自身による口腔清掃が十分でない場合、あるいは定期的なメインテナンスが行われない場合、問題が起こる可能性が高くなります。

 19.インプラント治療後に定期的に来院するように指示されました。その理由について教えてください。 

治療後の良好な状態を維持するためには、治療を担当した歯科医による定期的な経過観察(メインテナンス)が極めて重要です。インプラント治療後に起きる問題を未然に防止するため、あるいは問題が起きても早期に解決するためには、メインテナンスが重要であることをご理解ください。

 20.インプラント治療終了後に起きる可能性のある問題について教えてください。 

義歯の破折(義歯の一部が欠けること)、義歯の脱落が起きることがあります。義歯を固定しているスクリュー、またはアバットメント(インプラントと義歯の間の部品)を固定しているスクリューの緩みが起きることがあります。また、インプラント周囲の感染(インプラント周囲粘膜炎あるいはインプラント周囲炎)が起きることがあります。インプラント周囲粘膜炎はインプラント周囲の粘膜に限局した病変ですが、インプラント周囲炎はインプラント周囲の骨の吸収を伴う病変です。インプラント周囲炎はインプラントの喪失に繋がりますので注意が必要です。

これらの問題を予防するためには、患者様自身が行う日常の口腔清掃が重要です。さらに、患者様自身が治療部位を含めて日頃から口腔内の状況に関心を持ち、もし何か変わったことがある場合には、治療を受けた歯科医(歯科医院)に直ちに連絡して診てもらうことが重要です。治療後の経過が順調な場合でも、治療を担当した歯科医(歯科医院)の定期的な経過観察(メインテナンス)を受けることを忘れないでください。

 21.インプラント治療を受けた場合、MRIやCTによる画像診断への影響はありますか? 

チタンあるいはチタン合金のインプラントを用いてインプラント治療を受けた場合、そのインプラントがMRIによる画像診断に影響を及ぼすことはありません。しかし、インプラントの上部に磁石が付いた構造物が装着されている場合には、MRIの画像が乱れることがあるので注意が必要です。また、チタンのインプラントが埋まっていることによって、CTによる画像診断が影響されることもあります。

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